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2023.02.02
ADHD児に対する家庭におけるニューロフィードバックトレーニングの適用研究へのご協力のお願い

東邦大学医学部心理学研究室では、ADHD児に対するニューロフィードバックトレーニングの研究を実施しています。対象者は8歳から10歳のADHD児で、ご家庭で保護者からトレーニングをしていただけるように機材を提供し、オンラインで指導をさせていただき、効果を検証したいと考えております。少しでも本研究にご興味、ご関心をお持ちいただけましたら、下記メールアドレスまでご連絡ください。後日、詳しい内容をご説明させていただきます。

研究の目的:本研究は、ADHD (Attention-deficit/hyperactive disorder)児の保護者がご自宅でお子さんのニューロフィードバックトレーニング(NFT)をすることで、ADHD児の問題行動が改善できるかどうかを探索することを目的としています。この研究で得られた結果はADHD児が学校や家庭における適応を図ることに役立ちます。

研究の方法:本研究では、まず、保護者の方にオンラインでニューロフィードバックの実施方法を学んでいただきます。また併せて、バランスのとれた食材や献立の作り方、自宅や学校での問題行動に対する言葉がけや態度を変容させる方法についても学んでいただきます。ニューロフィードバックによるトレーニングの前後で注意集中力を測定するテストを実施します。ニューロフィードバックは、週2回実施していただきます。1回あたりの所要時間は、準備とトレーニングで合計30分程度です。トレーニングはご自宅でご都合の良い時間に実施していただきます。毎回トレーニング終了時にデータを研究者へメール添付でお送りいただきます。

研究の対象:本研究は、ADHDと診断された、あるいは注意力、集中力がなく家庭や学校で問題として認識されている8歳から10歳の男女8名を対象としています。

予測されるリスクと利益について:ニューロフィードバックにおける臨床研究では、これまで健康被害は報告されておりませんが、モニタを眺め20分間ゲームをすることで脳疲労を起こすなど、軽微な侵襲がある可能性が考えられます。利益としては、お子さんの注意力や集中力が改善し、多動が減少する可能性が期待されます。

本研究は、東邦大学医学部倫理委員会の承認を受けています(課題番号A21068)。

研究代表者:東邦大学医学部心理学研究室  教授 田崎美弥子

連絡先電話番号:03-3762-4151

Email: mtazaki@med.toho-u.ac.jp

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