自我統合療法(EUT)とは

トラウマセラピーを希望される方のなかには、「とにかく一刻も早くトラウマ体験をとってほしい」と強い想いをもって来談される方がいます。

例えば、小さい頃に親から虐待を受けた人は、多くの場合、怒りを抱えている子どもの私(竜などのモンスターとして表れることもある)やビクビク怖がっている子どもの私、甘えられる親を求め不安で寂しがっている子どもの私など、いくつかの子どもの「私」が存在しています。このような心の中にいる「私」は、人や動物、モンスターなど、形をもったものとして表れるとはかぎらず、光であったり、靄(もや)であったり、形のないもので現れる場合もあります。

自我統合療法は、解離を引き起こしたトラウマを一つずつ実年齢まで繰り返し取り除いていき、最終的に自我をひとつに統合していきます。

自我統合療法は、 片岡 宰先生が開発された手法であり、解離を引き起こした辛い感情を整理し、過去の事実を正しく認識(認知)できることを目指していきます。

催眠療法

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